認知症予防のための血液検査
高齢者における「認知症」の増加問題.
その中でも認知症全体の7割近くを占める❝アルツハイマー型認知症❞は,今のところ完治するための薬など存在していないのが実情です.
その一方で認知症は,生活習慣の改善などによって予防ができるという報告も多くあります.
認知症の進行段階
加齢に伴うもの忘れと認知症の間には,MCI(軽度認知障害)と呼ばれる状態が存在しています.
MCIは認知症予備軍とも呼ばれており,まだ認知症ではないものの加齢に伴うもの忘れよりも悪い状態が継続している状態をさしています.
MCIの状態から約5年ほど経過すると,50%以上の方が認知症に移行すると言われています.しかしMCIの段階で適切な予防を行うことで,認知症への移行を食い止めることも可能なのです.
MCIスクリーニング検査
MCIスクリーニング検査は,認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを判定する血液検査です.
アルツハイマー型認知症の原因物質といわれるアミロイドベータペプチドを排除,またはその毒性を弱める機能を持つ血液中の3つのタンパク質を調べて,MCIのリスクを判定することができます.
アミロイドベータペプチドを排除・毒性を弱める働きのある3つのタンパク質を測定!
MCIスクリーニング報告書
MCIスクリーニングの検査結果はA~D判定の4段階評価となります.また受診後には『認知症予防マニュアル』も併せてお渡しできます.
上記記事の内容は,NKmedicoさんのサイトより引用しております(一部改変)
※ 当院でのMCIスクリーニング検査料金は20,000円(税別)です.
※ 検査は予約制となっております.事前にお電話でご予約してください(072-764-5560)