あなたは大丈夫? たかがいびきじゃない,身体に悪影響を及ぼすことも・・・
❝いびき❞について
昨今、「いびき」を主訴に医療機関を受診する人が増えているそうです.
パートナーなどから指摘されて,「迷惑をかけたくないから、とにかく治療したい」と受診する人も多いようですが,背景にある「病気」にも目が向けられるようになったことも受診者が増えている一因かもしれません.
いびきの原因を知る
散発性いびき
普段はいびきをかかないが,疲れたときやお酒を飲んだときに限っていびきをかく方
習慣性いびき
寝ているときはいつもいびきをかく方
習慣性いびきには「単純いびき」と「睡眠時無呼吸症候群(SAS)に伴ういびき」があります.
危険ないびき
上記の睡眠時無呼吸症候群(SAS)に伴ういびきだった場合は,日中の眠気が生じたり命に関わる生活習慣病のリスクを高めることにもなりかねません.
いびき防止グッズなどもよく見かけるようになりましたが,いびきの原因をきちんと知ることが重要です.
いびきをかく人の健康リスク
いびきをかかない人に比べて全般的にリスクが高い傾向があります.
なお,睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者の94.8%が治療を始める前にいびきをかいていたという結果です.
【上記データは2012年SAS広告委員会調査結果より引用】
睡眠時無呼吸症候群の治療で生活習慣病も改善?
CPAP療法 ~ 欧米や日本国内でもっとも普及している治療方法
CPAP(シーパップ)療法は経鼻的持続陽圧呼吸療法のことで,閉塞性睡眠時無呼吸タイプに有効な治療方法として現在欧米や日本国内で最も普及している治療方法です.
寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくという方法で,CPAP装置からチューブを伝って鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます.
CPAP装置については,最近は以下のような小型の装置も開発され実用化されており好評を得ております.
上記画像はTEIJINさんよりご提供いただきました
SAS(睡眠時無呼吸症候群)についての検査のご相談など,詳しくは当院スタッフにお気軽におたずねください.