
「この頭痛、片頭痛かもしれない…」
そう感じたとき、自己判断で済ませてしまうのは危険な場合があります。
まず最初に大切なこと
片頭痛を疑う場合は、頭痛診療の経験がある医師の診察を受け、MRIなどの画像検査で“危険な頭痛”を除外することが重要です。
特に以下のような病気は、早期に見逃さないことが極めて大切です。
● くも膜下出血
● 脳出血・脳梗塞
● 脳腫瘍 など
👉 **「いつもと違う頭痛」「突然の激しい頭痛」「徐々に悪化する頭痛」**がある場合は、早めの受診をおすすめします。
片頭痛と診断された方の生活上の注意【11か条】
片頭痛は、適切な薬物治療に加えて、日常生活の工夫によって発作頻度を減らすことが可能な疾患です。
以下に、日々意識していただきたいポイントを「11か条」としてまとめましたので、参考にしてください。
① 誘発因子を知り、肩こり対策を行う
片頭痛の引き金となる要因(疲労・姿勢・ストレスなど)を把握し、首・肩の緊張をためない生活を心がけましょう。
② 騒音に敏感な方は、人混みや騒がしい環境を避ける
聴覚刺激は片頭痛の悪化要因になることがあります。
③ 光に過敏な方は、強い日差しや照明を避ける
サングラスや照明調整も有効です。
④ においに敏感な方は、香水やタバコの煙を避ける
閉鎖空間での強いにおいは要注意です。
⑤ 激しい運動を避け、軽い運動を習慣に
激しい運動で悪化する方は、ストレッチ・散歩・ラジオ体操などがおすすめです。
⑥ 乗り物酔いしやすい方は対策を
座席位置の工夫、遠方を見るなどで症状軽減が期待できます。
⑦ 寝不足・寝過ぎを避ける
睡眠時間の不規則さは片頭痛の大きな誘因です。
⑧ 気候変動に注意し、体温・室内環境を調整する
寒暖差や気圧変動の影響を受けやすい方は、無理な外出を控えましょう。
⑨ 月経関連片頭痛には予防治療を検討
月経前後に悪化する方は、予防治療が有効な場合があります。
⑩ アルコール・特定食品に注意
アルコール、チーズ、チョコレート、中華料理などが誘因になることがあります。
⑪ 休日こそ生活リズムを一定に
「緊張が緩んだとき」に片頭痛が起こることも多く、休日の寝だめは逆効果になることがあります。
(補足)肩こりと片頭痛の深い関係
片頭痛と肩こりは、相互に悪影響を及ぼす関係にあります。
● 肩こりが片頭痛発作を誘発する
● 片頭痛が続くことで肩こりが悪化する
悪い姿勢、眼精疲労、冷え、歯の不調、腰痛などの要因を減らし、
● 肩こり体操
● 軽い運動
● 入浴
● 必要に応じたリハビリ
を日常的に取り入れることが重要です。
当院で行っている片頭痛へのアプローチ
当院では、薬物治療だけに頼らない片頭痛管理を重視しています。
● 鎮痛薬の使用頻度を減らすこと
● 首・肩の緊張を和らげるリハビリテーション
● 姿勢・動作の評価と指導
を組み合わせ、**「頭痛が起こりにくい体づくり」**を目指します。
片頭痛の予防注射治療について(2026年現在)
現在、日本ではCGRP関連抗体薬による片頭痛予防治療が広く行われています。
● 月1回または数か月に1回の注射
● 発作頻度・強度の有意な低下が期待
● 鎮痛薬の使用回数減少が目標
※患者さんの状態により、適応や選択肢は異なります。
当院について
かねこ脳神経外科リハビリクリニックでは、頭痛診療・画像診断・リハビリテーションを組み合わせ、「診断 → 治療 → 予防」まで一貫した頭痛診療を行っています。
「この頭痛、ちゃんと調べた方がいいかも…」
そう感じたら、お気軽にご相談ください。
MRIによる評価と、あなたに合った治療・生活指導をご提案します。















