今回は,MRI検査手順を簡単にご説明いたします.

 

検査は,以下の5ステップで進みます.

 

 

1. 問診表の記入.

2. 医師へ症状を説明.

3. 必要に応じてMRI検査を行う(検査時間はおおよそ20~30分).

4. 検査結果説明(即日説明も可能).

5. 診断に基づき治療を行う.

 

 

※当院のMRI検査の予約は不要です.

なお検査についてご質問がおありでしたら,事前にお電話ください(072-764-5560).

 

 

 

では,当院でのMRI検査の流れ(上記の5ステップ)をわかりやすくお示しいたします.

 

 

 

 

1 まずは問診表の記入を行う

 

初診では,来院の目的や症状,既往症などを問診票に記入することからスタートです.

 

シートにはしびれやめまい,しゃべりにくいなどの項目があらかじめ用意されており,チェックマークで回答できます.

 

 

2 診察で、症状や困っていることを伝える

 

診察室では,まず症状について医師から質問を受けていただきます.

 

問診票に書いたことであっても,それをさらに具体的かつ詳細に伝えることが大切です.

 

ただ痛みの場所や度合いを訴えるだけではなく,頭痛がひどくてぐっすり眠れない,日中も仕事が手につかないなど,生活上で一番困っていることは何なのかをしっかりとお伝えいただくとよいです.

 

時には生活背景までお聞きする場合もありますが,その回答から適切な診断や治療のポイントに結びつけていきますので,回答可能な範囲でお伝えください.

 

 

3 MRI検査を受ける

 

検査は私服のままで可能ですが,MRIの周辺には強力な磁場があるため,金属類を装着したままの検査はNGです.

 

携帯電話や腕時計,アクセサリーなどは備えつけのロッカーに保管していただき,女性のワイヤー入りの下着は外す必要がございます.

 

検査は技師が中心で行います.必要に応じて看護師が付き添うこともできますのでご安心ください.

 

準備を終えてベッドに横たわると,自動で筒状の装置の中へ入っていきます.検査時間はおおよおそ20〜30分程度です.多少作動音がいたしますが、不安を感じる必要はございません(ご希望があれば耳栓もお渡しできます).

 

 

4 検査結果を見ながら医師の診断や説明を受ける

 

検査結果はすぐに上がってくるため,検査直後に医師から説明を受けられるのが当院MRI検査の大きなメリットです.診察室のモニターで画像を確認しながら,異常の有無や気になる部分などを医師が解説いたします.

 

脳外科で最も重視するのは脳・脊髄疾患.体に麻痺が出たり,ろれつが回らなかったり,認知症につながる病変が見つかることもあります.診断がつけば,今後の治療方針などを医師と相談しながら決定していきます.

 

 

5 診断により治療やリハビリテーションを受ける

 

治療には通院による投薬やリハビリテーションを受けていくのが一般的です.

 

ただちに病院への入院や手術が必要という緊急性の高いケースもあれば、しばらく様子を見るケースもあります.解決までにかかる治療内容や期間,通院頻度も症状によってケースバイケースです.

 

 

以上が,当院のMRI検査の流れです.

 

ご参考にしてください.

 

 

 

☞ ドクターズファイル記事(かねこ脳神経外科リハビリクリニック)

 

 

上記記事は,ドクターズファイル編集部様の取材内容をもとに再構成いたしております.

編集部様,ご協力いただき誠にありがとうございました.